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がんを封じ込める5つの方向性

【免疫力】

〜がん治療の基本〜
がんを封じ込める5つの方向性 免疫力 抗がん力 腸内環境 抗酸化力 腫瘍血管新生因子の抑制

免疫力は、健康な身体を維持する上で欠かせないものです。免疫力が低下すると感染を起こしやすいばかりでなく、一度病気にかかるとなかなか治りません。

がんという病気に対しても免疫力は非常に重要です。免疫力があればがんを発症しにくく、がんになってしまった場合でも、免疫力の高い人のほうが治療効果を上げやすいといえるでしょう。
 また、がんの治療の中には、強い副作用を伴うものが少なくありません。免疫力のない人は副作用によって体力が極端に落ち、予定の治療を継続できないこともあります。

免疫力の向上は、がんを防ぎたい人にとっても、がんを治したい人にとっても不可欠なのです。

【抗がん力】

〜がんを自死に導く〜

正常な細胞には寿命があります。一定期間が過ぎてその役割を終えれば死滅し、新しい細胞と入れ替わっていきます。 それに対し、がん細胞のほとんどは死滅することなく激しいスピードで増殖を繰り返していくのです

ツワモノのがん細胞の成長をストップさせることができるのは、身体の「抗腫瘍作用(抗がん力)」という機能です。 この機能が強く働けばがん細胞は弱体化し、自然に死んでいきます(自死=アポトーシス)。

また、化学療法や放射線療法などの標準的な治療を行う際にも、抗腫瘍作用が働けば、より高い治療効果を得やすくなります。 なお、抗腫瘍作用は、食品やサプリメントの摂取で強化することが可能です。

【腸内環境】

〜おなかの調子を整えて、がんに勝つ〜

おなかの中の状態は、がんと密接な関係があります。例えば便秘になると、食べ物の中に含まれている有毒物質が腸内にとどまり、身体の中へと吸収されやすくなります。さらに動物性脂肪をたっぷり摂っている人では、IL-6などのがんの発育を助長するような悪玉免疫物質が腸内で大量に発生してしまいます。

逆に下痢がちな人は、身体に必要な栄養素を十分に取り入れることができません。下痢による炎症で腸の粘膜が薄くなり、感染も起こしやすいため、やはりいい状態とはいえないでしょう。

便秘や下痢のほか、ガスが溜まりやすいなど、腸内の環境が乱れている人は、免疫力も低くなりがち。 一方、腸内の環境が良好な人は、腸の粘膜にある細胞が食べものからいい刺激を受けて、インターフェロンなどの善玉免疫物質がたくさん分泌されます。
 さらに、腸のそばを通過するリンパ球が活性化されるため、理想的な免疫状態を保つことができるのです。

腸内環境の改善のためには、ふだんから野菜や玄米食などの繊維分の多い食材を摂るようにしましょう。また、濃縮された有効成分をカプセル詰めした免疫ミルクや、乳酸菌エキスなども活用するといいでしょう。

【抗酸化力】

〜細胞の錆びつきを防ぐ〜

鉄は長い間空気中に置いておくと、酸化し、錆びてしまいます。病気に侵された身体も、同じ。がんは細胞にサビが生じた状態だと考えていいでしょう。 酸化されにくい身体を作って、細胞をサビつかせないことが大切。つまり抗酸化力を強化することで、がんを予防することができます。

加齢とともにごく自然にサビは発生してくるものですが、身体に冷えや血流障害があると発生しやすくなります。 まず血液の循環を良くするために、軽い運動などを心がけます。同時に、ビタミンCやビタミンE、β―カロテン、ポリフェノールを多く含んだ食品やサプリメントを摂るようにしてください。

【腫瘍血管新生因子】

〜がん細胞の栄養ルートを絶つ〜

がん細胞が大きくなるためには、たくさんの栄養が必要です。そのために、がん細胞自身が新しい血管を作り出し、周囲の組織から栄養を奪おうとします。

逆に考えれば、この血管を絶ってしまえば、がん細胞は栄養不足になり、大きくなることができません。 以前、妊娠中に飲むと新生児の手足に異常を起こすことで有名になったサリドマイドという薬には、新しい血管を作らせないようにする作用があることが知られています。 最近では、同じような血管新生阻害作用のあるサプリメントも開発されました。

腫瘍血管新生はがんの周囲にバリアを造り抗がん剤やリンパ球療法の効果が弱まります。
血管新生阻害療法は抗がん治療の効果を上げる環境を造ってくれます。