免疫力をアップする食べ物、
食べ方って?

攻めと守りの食材とは?

 次に免疫力をアップする食べ物を紹介しましょう。

 カロリーが高いものを食べればいいというのは間違いです。ウイルスなどの外敵をしっかりとブロックしてからだを守るためには、免疫力を強くする攻めの食材と、ウィルスから体を守る粘膜を鍛える守りの食材をバランスよく食べることが大切です。
●攻めの食材と守りの食材
攻めの食材 ビタミンC
・イチゴ
・カキ
・レンコン
ビタミンC
βグルカン
・シイタケ
・エノキタケ
・エリンギ
βグルカン
ポリフェノール
・大豆
・春菊
・ブドウ
ポリフェノール
イソチオン
シアナート

・ブロッコリー
・キャベツ
・カブ
イソチオンシアナート
アリシン
・ニンニク
・長ネギ
アリシン
守りの食材 ビタミンB群
・玄米
・そば
・サヤインゲン
ビタミンB群
βカロチン
・ニンジン
・ホウレンソウ
・モロヘイヤ
βカロチン
ビタミンE
・アボガド
・アーモンド
ビタミンE
ムチン・フコイダン
・ナメコ
・生ヒジキ
・ヤマイモ
ムチン・フコイダン
 攻めの食材も守りの食材も、野菜や果物、穀物などの植物性のものが中心です。緑黄色野菜がからだにいいということはよく知られていますが、実は、免疫力をアップさせるためには、大根やカリフラワーなどの淡色野菜のほうがすぐれているのです。その理由は、免疫力をアップさせる*「ファイトケミカル」という成分がたっぷり含まれているからなのです。緑黄色野菜だけではなく、ニンニク、タマネギ、ブロッコリー、ダイコン、キャベツなどの淡色野菜もバランスよく食べましょう。
*ファイトケミカル(phytochemical)の「ファイト」とは、ギリシャ語で「植物」のこと。植物が紫外線の害や虫などから自らを守るために作り出した物質。主に植物の色素や香り成分などに含まれている。活性酸素から体をガードする抗酸化作用も注目されている。