免疫力アップのライフスタイルって?

体質、症状別の免疫力アップ法【1】

体質と症状を見きわめて、免疫力をアップしよう!
【肩こり 腰痛】 【冷え性】 【胃もたれ】

☆肩こり 腰痛

 ひどい肩こりになると頭痛や吐き気が起こることもあります。これは血液の流れが滞っているためです。こりがひどい部分は筋肉が固まってしまっていて血流が悪くなり、免疫力が低下してしまいます。
 また腰痛も肩こりと同じように血流の悪さが関係しています。肩こりも腰痛も体全体の健康状態に悪影響を与えてしまいますから、できるだけ早く取り除いてあげましょう。
 免疫力をアップする、自分で簡単に出来る体操を紹介しましょう。それは「筋肉ぐるぐる運動」です。この運動は、首、腕をぐるぐる回すだけの簡単、お手軽体操です。肩の力を抜いて、首を左右にぐるりと回したり、椅子に座ったまま、背骨を軸にして上半身を左右交互にひねったりするだけです。毎日、少しずつでも体を動かすようにしましょう。
●免疫力を鍛える筋肉ぐるぐる運動
免疫力を鍛える筋肉ぐるぐる運動

☆冷え性

 女性に多いといわれる冷え性。体が冷えて血液のめぐりが悪くなると、身体のすみずみまで栄養や酸素が行かなくなってしまい、思わぬ内臓の病気を引き起こしてしまうこともあります。
 冷え性には、@虚弱冷え性タイプ「色白でやせ型、夏でも足先から手の指先まで身体全体が冷たい」 Aのぼせ冷え性タイプ「肌は浅黒い。顔に赤みがある。上半身はのぼせ気味だが下半身は冷えている」 B乾燥冷え性タイプ「手のひらや足の裏側はほてるのに、指の先が冷え、手荒れがある。唇が乾燥して下腹部が冷えている」 の3タイプに分けることができます。

 免疫細胞のリンパ球は、熱には強いのですが寒さは嫌うために身体が冷えているとリンパ球も思うように働けなくなってしまい、免疫力が低下してしまいます。
 そこで、免疫力をアップしてくれるのが漢方薬です。冷え性には漢方薬が素晴らしい効果を発揮します。冷え性のタイプ別に薬が用意されていますので、先ずは医師に相談して、自分に合った漢方薬を見つけましょう。
 また、食生活では、身体を温める作用のあるショウガ、ニンニク、ネギなども上手に料理に利用して、免疫力アップをめざしましょう!

☆胃もたれ

 ちょっと食べただけで胃がもたれたり、胸やけがしたり、食欲がないなど、病気とまではいかないけれど、こんな症状の方は意外と多いものです。
 こんな様々な症状は、免疫力が低下していることを身体が訴えているサインと考えましょう。我慢できないほどではないからと、そのままにしておくと、やがては消化器の病気になってしまうかもしれません。早めに治しておくことが大切です。
 さて、消化管はストレスにとても敏感です。強いストレスがかかると胃の粘膜が荒れてしまって免疫力もダウンしてしまいます。ダウンしてしまった免疫力をアップする、とても簡単な方法があります。それは、「ショウガ湯」です。ショウガには殺菌効果や胃を温める効果もあり、胃をゲンキにしてくれるのです。
ショウガ湯
 作り方は簡単!100〜200ccの熱湯に市販のチューブ入りおろしショウガを適量入れて混ぜるだけ。生のショウガでもいいのですが、チューブ入りの方が苦味が多く、この苦味成分が胃にはいいのです。ポットなどに作り置きをして、朝昼晩と3回飲みます。効果が出てきて、胃が元気になってきたら飲む回数を調節するようにしましょう。